長崎ヴェルカが「バスケ教室」 小学生100人に熱い指導 諫早

「周囲をよく見て」とアドバイスする伊藤ゼネラルマネジャー=諫早市中央体育館

 2022~23年シーズンからバスケットボール男子のBリーグ2部(B2)に参戦する「長崎ヴェルカ」に練習法や上達のこつなどを学ぼうと16日、諫早市で小学生を対象にしたバスケットボール教室があった。
 本年度始まった「市プロスポーツ連携・交流事業」の第1弾。プロ指導の教室や試合観戦など、子どもたちと選手の触れ合いの機会を設け、スポーツの普及や健全育成を目指す。
 教室は同市小船越町の市中央体育館であり、市内13のミニバスケットボールクラブに所属する約100人が参加した。長崎ヴェルカの伊藤拓摩ゼネラルマネジャーや、スクールコーチ4人が手本を示しながら「周囲を良く見て。答えは一つだけじゃない」などと熱く指導。子どもたちは選手も取り入れている練習法を学びながら、爽やかな汗を流した。選手はさまざまな例を想定した状況判断の練習を公開し、迫力あふれるプレーを披露。交流の時間では子どもたちが選手に「どうしたら高身長になれるか」などと質問した。
 市立御館山小4年の田中蒼空君(9)は「チームをよく見て判断することの大切さを学べた。人に頼られる選手を目指し、頑張って練習したい」と笑顔で話した。


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