ACSL、展示会内最大規模でソリューションを紹介[第8回国際ドローン展]

「SOTEN(蒼天)」他多くのソリューションを展示

官民で共同開発した国産ドローン「SOTEN(蒼天)」のファームウェアアップデート運用制限が無事解除されたACSL。初日、鷲谷聡之代表取締役が登壇した特別公演「国産発の量産型ドローンSOTENについて」は、多くの人が耳を傾けていた。それだけ「蒼天」への期待が大きいと言える。

またメーカーでは最大規模のブースを出展し、「蒼天」「PF2-AE(Advanced Edition)」閉鎖環境点検ドローン「Fi4」物流ドローン「AirTruck」を展示していた。

鷲谷聡之代表取締役コメント

「物流」「インフラ点検」「災害・警備」に特化したACSL-PF2

ACSL-PF2は、災害時の偵察や支援物資輸送、ビジネスでの物流・宅配、インフラ点検など、様々な用途にあわせて製品ラインナップされている。「PF2-AE Delivery(物流)」「PF2-AE Inspection(インフラ点検)」「PF2-AE Disaster Relief・Patrol(災害・警備)」の3つの機体発表し8月より受注開始する。

物流専用ドローン「AirTruck」

またこの3月に発表されたペイロード5kgの物流専用ドローン「AirTruck」を展示。物流専用ドローンの量産は日本初となる。

蒼天バーチャルトレーナー

蒼天バーチャルトレーナーとして、教育用のシミュレーターが用意されている。 機体飛行の練習だけではなく、災害、捜索、点検などの実務状況を反映したシチュエーション別のトレーニングもできる。現在はまだベータ版で間も無く完成版がリリースされるそうだ。当面は、本体購入のサポートや教育機関で利用される予定だ。

閉鎖環境点検ドローンFi4にも注目だ。下水道や配管などの検査を行うためのドローンであるがその機構が面白い。管名の中を浮いた状態で直進する。その進行距離は、巻き上げ用にウィンチリールで計測する。

また配管内などの映像は、目的地から戻る際に、リールで巻き上げるときに撮影される。振動やブレがないクリアな映像が収録可能だ。

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