【詳報】新型コロナ 県全体2300人台の見通し 広島・福山・呉の3市計1749人ですでに過去最多 (21日午後3時半現在)

それでは、県内の新型コロナウイルスの最新の状況をお伝えします。

きょう(21日)の感染確認の発表は、広島市で1045人、福山市で492人、呉市で212人といずれも過去最多で、現段階で県内で合わせて1749人となっています。他の市や町はこのあと夕方発表されますが、きょうは3つの市だけで、既に過去最多となっています。

また、患者3人の死亡が発表されています。

一日ごとの新規感染者の推移です。7月に入り、再び増加傾向となってきました。県全体でこれまで最も多かったのはことし1月28日の1599人でしたが、関係者によりますと、きょうは2300人台となる見通しです。

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広島の周辺の県でも感染者の発表は急増しています。香川県は1164人で過去最多…、鳥取県も573人で過去最多です。愛媛県は1263人、島根県は1021人できょうも1000人を超えています。(午後3時半発表分まで)

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「第7波」で全国的に感染が急拡大していて、広島も例外ではありません。県のシミュレーションでは今月下旬には1日の発表が4500人を超えて、医療がひっ迫する恐れもあるとしています。

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その医療の状況です。きのう(20日)時点で県内の患者数は9720人で、再び1万人に近づいています。このうち重症の方は5人、中等症の方は31人…。医療機関の確保病床の使用率は41.5%(確保583床・入院242人)となっています。宿泊療養者用ホテルの部屋の使用率は44%(確保1638室・利用721人)です。患者のうち、医療機関に入院などせず、入所している福祉施設などで療養されているのは261人。自宅療養・自宅待機の方は8496人となっています。
医療機関の病床使用率と宿泊療養施設の使用率、ともに4割を超えていますが、県は入院する人の増加に備えて、来月1日から入院病床を増やす方針です。

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こうした中、行動制限については、県は、▼飲食による感染のケースが2%程度に止まっていること▼病床への負荷がかかっていないことをあげて、「生活や経済に与える影響が大きく慎重に検討する必要がある」として、現段階では状況を見極める方針を示しています。

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一方、あらためて、基本的な防止対策や積極的な検査に加えて、熱中症予防との両立=・職場でエアコンを使っても定期的に換気をすること。・屋外でも密な場面ではマスク。それ以外ではマスクを外してこまめな水分補給などを呼びかけています。

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