個人情報1786人分を誤掲載 栃木県開設サイトで約7カ月

 栃木県環境森林部は21日、森林簿に記載している森林所有者1786人分の個人情報が、県のサイト「オープンデータ・ベリーとちぎ」で約7カ月にわたり、誰でも閲覧できる状態になっていたと発表した。20日に判明し、削除した。

 誤って掲載していたのは足利市、那須烏山市の森林所有者の氏名と住所。掲載前に個人情報を削除する作業で、一部に漏れがあったという。昨年12月から公開されていた。現時点で二次被害は確認されていない。

 県は対象となる森林所有者に文書で謝罪する。再発防止策として職員2人以上で確認を行うなどチェック体制を強化するとしている。

 同サイトは県が保有する公共データを民間が利活用できるよう開設され、各種情報が公開されている。

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