横浜市戸塚区の国道1号で昨年11月、路線バスを待っていた4人がワゴン車にはねられ死傷した事故で、横浜地検は今月21日、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)の罪で、ワゴン車を運転していた東京都足立区、無職の男(72)を起訴した。
起訴状によると、被告は昨年11月25日、緩やかな右カーブの道路でワゴン車を運転。歩道上に誤って進入し、車道に戻る際、右後方の車両に気を取られるなどして前方を注意せず、時速約26~28キロで歩道を走行して、バス停付近に立っていた同区、医療事務の女性(45)と同市泉区、パート女性(56)を死亡させたほか、女性(72)と男性(71)にそれぞれ約4週間~3カ月のけがを負わせた、とされる。