南足柄の「天狗せんべい」がブランド認定 大雄山最乗寺の茶菓子、100年愛され 

南足柄ブランド認定品として認められた元祖村上の天狗せんべいを持つ髙橋照美さん=20日、南足柄市役所

 1924(大正13)年に創業し、約1世紀続く村上商店(神奈川県南足柄市大雄町)の焼き菓子「元祖村上の天狗(てんぐ)せんべい」が20日、同市の南足柄ブランド品に認定された。祖父以来3代に渡って受け継ぐ同店代表の髙橋照美さん(54)は「長らく愛されるせんべいを責任持って作り続けたい」と意気込んでいる。

 大雄山の御印であるてんぐが持つヤツデの葉をかたどり、「大雄山」と刻印されたせんべいは、小麦粉、砂糖、落花生とシンプルな材料で作られる素朴な味わい。現在はピーナツ、みそ、季節限定で地元産の梅を使った梅みそ味の3種類を販売している。

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