大詰めを迎えた全国高校野球選手権大分大会 4強のキャプテンが意気込み語る

4強が出そろい、本日準決勝、24日に決勝を迎える全国高校野球選手権大分大会。夏の甲子園出場を決める大会は、いよいよ大詰めだ。準決勝に駒を進めた各校のキャプテンに、これまでの道のりを振り返ってもらい、今後の意気込みを聞いた。

大分舞鶴

2回戦 8−1佐伯豊南

3回戦 7−0日本文理大学付属

準々決勝 9−8藤蔭

甲斐京司朗(3年)

「試合の入りが大事になる。アップの前から緩んだ空気があれば、締めたい。試合では全員で声を掛け合い、ピッチャーが一人にならないようにしたい。戦う気持ちを切らさず、諦めずに最後まで勝負にこだわることが大事。新チームになってから苦しい場面を何度も経験している。(準々決勝の藤蔭戦では)土壇場で勝負強さを発揮できた。個人としてはチャンスに一本打てる勝負強いバッティングをしたい。明豊を倒して、甲子園で校歌を歌うのが目標」

佐伯鶴城

2回戦 9−2大分国際情報

3回戦 5−2大分南

準々決勝 8−3大分商業

岩崎詩右(3年)

「9人だけでなく総力戦となる。これからの2勝は難しいが、監督の指示を徹底すれば勝てると思う。必要なことは、先頭打者を抑え、攻撃では一発でバントを決めること。僕らは怖いもの知らずのチーム。どんな相手でも挑戦者として立ち向かいたい。舞鶴との対戦は(鶴城が優勝した)1年生大会以来となるが、いいイメージがある。初級からガンガン打って、エンジン全開でぶっ飛ばしたい。ここからは技術ではなく気持ちだと思っている」

明豊

2回戦 9−2三重総合

3回戦 9−2大分雄城台

準々決勝 11-1鶴崎工業

牧野太一(3年) *主将代行

「一人一人が自分の仕事を理解し、意識を高く持ってプレーができている。チームとしての状態はいい。ここまでの3試合は快勝だが油断はないし、勝ちにこだわる。冬の練習では低く鋭い打球を打てるように走り込み、振り込んできた。ここまで来たら思い切って日頃の練習通りのことを出すだけ。当たり前のことを当たり前にできるチームが強いと思う。目の前の試合に集中したい。個人としてはチームを盛り上げ、勢いに乗れるようなプレーをしたい」

津久見

1回戦 8−4日田林工

2回戦 4−3柳ケ浦

3回戦 5−1大分東明

準々決勝 6−1国東

平川慶樹(3年)

「これまでの試合は集中力を切らさずに戦えている。チームの持ち味である足を使った攻撃ができている。監督は相手ピッチャーのクセを見抜き、的確に僕らに伝えてくれるのでやりやすい。準決勝は明豊との試合だが、やることは変わらない。新チームになってから明豊との対戦はないので、楽しみ。機動力を生かした攻撃野球を貫く。実力では相手が上かもしれないが、一発勝負なので何が起こるかわからない。自信を持って挑戦するだけ」

(柚野真也)

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