長崎市の推計人口 初の40万人割れ 

長崎市の人口推移

 長崎市の推計人口が今月1日現在で39万9913人(前月比330人減)となり、40万人を下回ったことが21日までに分かった。1965年の国勢調査で40万人を超えて以降で初めて。70~80年代と2000年代には一時45万人前後に達したが、現在は少子高齢化や若者の流出で人口減少が続いている。
 市は20年の国勢調査時の人口に、出生・死亡数と転出入数を反映した推計値を毎月公表している。
 5年に1度の国勢調査の推移を見ると、1965年に40万5479人を記録し、75年には45万194人でピークに。それを境に減少に転じたが、平成の大合併(2005~06年)で旧7町(香焼、伊王島、高島、野母崎、三和、外海、琴海)を編入して増加した後、再び減少している。合併前の旧長崎市と旧町を合わせた人口は1975~85年に50万人を突破したが、その後は減り続けている。
 県全体の推計人口は128万6193人(6月1日現在)。


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