水難者 水上バイクやヘリで救助 岡山県警、河川増水想定し訓練

中州に取り残された人をボートで助け出した訓練

 岡山県警は22日、大規模水害に備えた救助訓練を岡山市北区の旭川で行い、水難者を水上バイクやヘリコプターで救助する手順を確認した。

 大雨などによる河川の増水が県内で発生した想定で、県警機動隊や航空隊、中国四国管区警察局機動通信課から計48人が参加。中州に取り残された人をボートで助け出したり、溺れた人をダイバーが引き上げ、水上バイクがけん引する水難救助艇に乗せて心臓マッサージをしながら運んだりした。

 現地の模様はオンライン中継で県警本部と情報共有し、ヘリコプター「わしゅう」による要救助者をつり上げる訓練も行った。

 訓練後の講評で、岸本克則警備部長は「実際の現場では想定外のことがほとんどと言っても過言ではない。基本の徹底を大切にしたい」と話した。

ヘリコプター「わしゅう」による要救助者つり上げ訓練

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