明治期建築の木造校舎を活用した観光交流施設・旧吹屋小などのある高梁市成羽町吹屋地区と、岡山桃太郎空港(岡山市北区日応寺)を結ぶ直行バスの運行が22日、始まった。吹屋地区は日本遺産「『ジャパンレッド』発祥の地」の舞台で、今後の観光需要の回復を見据え、各地からの誘客につなげる。
観光庁の補助金を活用した実証実験として、備北バス(高梁市川上町領家)が運行。11月20日までの金、土、日曜と祝日に1日1往復走る。実験期間中の運賃は無料で、需要を探る。
往路は午前9時に空港を出発し、JR備中高梁駅を経由して11時に到着。復路は午後1時半に吹屋地区を出る。盆期間には8月15日も運行する。
同空港で出発式があり、備北バスの政森毅社長が「時間の許す限り、高梁の観光地を巡ってほしい」と呼び掛けた。初便には観光、ビジネス客ら15人が乗り込んだ。
空港からは現在、JR岡山、倉敷駅へリムジンバスが走っている。