<高校野球>準々決勝の見どころ 花咲徳栄VS川越東 打ち合いで優勢の花咲徳栄、川越東エース左腕に期待

2年生ながら勝負強い打撃で打線をけん引する花咲徳栄の4番柴田

 第104回全国高校野球選手権埼玉大会は23日、県営大宮とレジデンシャルスタジアム大宮で準々決勝4試合を行い、4強が決定する。Aシード浦和学院、山村学園などシード勢計16校中、7校が順当に勝ち上がり、ノーシード聖望学園を含めて11年ぶりに私学勢が8強を占めた。甲子園の出場切符まであと3勝。終盤戦に突入する準々決勝の見どころを探った。

■花咲徳栄×川越東 昨年秋以来の再戦

 昨年の秋季県大会準々決勝では、花咲徳栄が8―2で川越東を破った。

 前回同様、リードする展開に持ち込みたい花咲徳栄は打ち合いでは分がありそう。3番藤田、4番柴田ら選球眼に秀でた選手が相手を揺さぶり、勝負どころを逃さない攻撃力は健在だ。

 雪辱を期す川越東は、5回戦で5安打完封したエース左腕伊藤の先発が濃厚。切れ味鋭いスライダーが強力打線にどれだけ通用するか。1番種田(おいだ)、4番白水ら上位打線が積極的に攻撃を仕掛けていきたい。

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