オスプレイ飛行訓練 26、27日 長崎県内初、大村と佐世保に飛来

 防衛省九州防衛局は22日、陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県)に暫定配備されている陸自の輸送機オスプレイによる九州での飛行訓練を25日から開始する計画を発表した。県内では初の訓練で26、27日に海自大村航空基地(大村市)と陸自相浦駐屯地(佐世保市)に飛来する予定。
 有事の際、陸自の離島防衛専門部隊「水陸機動団」の隊員らをオスプレイで島しょへ輸送することを想定している。機動団の本部と二つの連隊は相浦駐屯地に置かれている。
 相浦駐屯地や九州防衛局によると、オスプレイは熊本空港に隣接する陸自高遊原分屯地から26、27日に大村航空基地と相浦駐屯地へ飛来し計器航法や離着陸訓練などを実施予定。相浦駐屯地では、機動団の隊員が参加し物資などを載せて輸送し展開する訓練も予定している。


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