新型コロナウイルス感染が拡大する中、夏休みに入って初の週末の7月23日、福井県内の海水浴場やレジャー施設などは、県内外の家族連れらでにぎわった。
この日の県内は曇り空が広がり、各地の最高気温は福井市で28.3度、南越前町今庄で24.9度などと6月上旬~7月上旬並み。高浜町の若狭和田海水浴場には県外を中心に海水浴客が訪れ、テントやパラソルの間隔を3、4メートル以上空けて密を避けていた。マスクを着けている人はほとんどいなかった。
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コロナ下で3度目の夏を迎え、若狭和田海浜組合長で浜茶屋「あさひ」を経営する小幡憲仁さん(63)は「昨年よりもコロナに対する不安が和らいでいる」とみる。客足はコロナ前には及ばないが、浜茶屋は全23店舗のうち、今年は昨年より7店舗多い21店舗が営業している。
家族で訪れた女性(37)=京都府=は「プールに行くつもりだったけれど、人が多くてコロナの不安があった。海だと広いし安全かなと思った」と話し、夏を満喫していた。