「就職氷河期世代」来年度も採用へ 長崎県が正規職員5人 8月1~12日申し込み

 長崎県は昨年度に引き続き、バブル崩壊による「就職氷河期世代」を対象に正規職員採用試験を実施すると5日発表した。一般事務2人、教育事務、土木、建築それぞれ1人の計5人を来年度採用する予定。
 2020~22年度の3年間で氷河期世代の正規雇用を全国で30万人増やす政府の計画に合わせ、採用を継続する。昨年度の競争倍率は一般事務14.8倍、教育事務14倍、建築1倍、土木は合格者なし。計6人が合格した。
 対象は1970年4月2日~86年4月1日生まれで、昨年8月1日から今月31日までの1年間で正規雇用されていない人。学歴や職歴は問わない。1次試験は9月25日。
 氷河期世代を対象とした採用のほか、警察官I類(大卒者対象)、警察官III類(大卒者以外対象)、県職員(高卒程度)の採用試験も実施する。
 申込期間はいずれも8月1~12日。申込書や案内は県庁玄関や各振興局などで配布し、県人事委員会事務局のホームページからもダウンロードできる。申し込みは電子申請か、所定申込書に必要事項を記入し持参か郵送。問い合わせは同局職員課(電095.894.3542)。

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