【和歌山】高校野球 市和歌山/センバツで佐々木麟太郎を力でねじ伏せた米田天翼

 高校野球の第104回全国選手権和歌山大会。25日にベスト4を懸けた戦いに挑む市和歌山は和歌山東と対戦する。春夏連続出場のカギを握るのはエース・米田天翼だ。

力不足を認める潔さのあるエース。心身ともに万全を期して、打倒・智弁和歌山に挑む!

米田天翼(市和歌山)
よねだ・つばさ/3年/投手/175cm、82kg/右投右打

 今春のセンバツ初戦で花巻東の2年生・佐々木麟太郎を力でねじ伏せて4打数無安打に抑え、さらにその名は広まった。2回戦では明秀日立を相手に9安打されながらも1失点完投しベスト8入り。
 だが、センバツから帰郷後は県大会でも打ち込まれる場面が散見されるなど、思うようなピッチングが出来ていない。近畿大会の初戦では報徳学園を相手に11安打8失点と精彩を欠いた。腰の状態が良くないことを明かすも「自分の思う球が全く投げられませんでした。自分の力不足です」と潔く口にした。
 エースの奮起なしでは夏は頂点を狙えない。「9回をしっかり投げ切れる力や投球術を身につけたい」と再起を誓った。

米田天翼(市和歌山)

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