世界平和祈り、僧侶ら岡山行進 ウクライナ侵攻終結など訴え

世界平和を祈りながら岡山市中心部を歩く僧侶ら

 世界平和を祈りながら、岡山、広島、長崎県内を歩く日本山妙法寺(東京)の平和行進団が25日、岡山市中心部を巡り、ロシアによるウクライナ侵攻の終結などを訴えた。

 僧侶ら12人がJR岡山駅を出発。表町商店街から大元駅までの約8キロを「ヒロシマ・ナガサキを繰り返すな!」と記した横断幕を手に行進した。団長の武田隆雄さん(69)は「ロシアが核使用の威嚇をするなど、平和が脅かされている。行進が平和への思いを新たにするきっかけになれば」と話した。

 平和行進は1958年に開始。東京から広島まで歩くが、コロナ禍で今年も3県のみで行う。22日に備前市をスタートし、岡山、倉敷、笠岡市などを経て28日に福山市へ。8月6日に広島市、同9日に長崎市での平和式典に参列する。

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