7月22日、ZOZOマリンスタジアムで行われた準々決勝・【習志野 vs 拓殖大紅陵】の試合。
熱戦の末、2―5で拓殖大紅陵が勝利を掴む結果となりました。
試合後に両校の選手は何を想うのか?
習志野と拓殖大紅陵の主将にインタビューしました。
準決勝進出が決定した拓殖大紅陵キャプテン・中村選手は、試合後の気持ちについて―
拓殖大紅陵 3年 中村瑠斗 選手
「本当に気持ちいいです。一打席目で合わなかった部分があったので、二打席目は甘く入ったスライダーを狙っていたので、それを一球で仕留められたのでうれしいです」
中村選手は、習志野との接戦が予想される中で、この一打が試合の流れに大きく影響したと語ります。
拓殖大紅陵 3年 中村瑠斗 選手
「自分たちも、習志野とはライバル意識があったので、応援もすごい中、自分たちもできたので楽しかったです」
中村選手の母は、「忘れられない夏になりました」と涙ながらに語っていました。
そのことについて、中村選手は―
拓殖大紅陵 3年 中村瑠斗 選手
「去年、お母さんの誕生日に夏の大会でホームランを打てて、今年もホームランボールを誕生日プレゼントとして渡したかったので、本当に嬉しかったです」
一方、この試合を最後に夏の高校野球の舞台から去ることとなった習志野。
主将・林選手がこの夏を振り返りました。
習志野 3年 林丈偉 主将
「拓殖大紅陵には、力負けして全く手も足も出ずに、チャンスで1本出せず、全力疾走・ガムシャラをモットーに気持ちの部分では負けたくないという想いがあったんですけど…。気持ちの部分も技術面も拓殖大紅陵に負けてしまって、本当に悔しい思いでいっぱいです」
習志野 3年 林丈偉 主将
「OBの皆さんとか、こうやって支えられている中で、またベスト8で終わってしまったというのが本当に悔しくて。申し訳ない気持ちでいっぱいです」
チームメイトからは、「林選手がキャプテンでよかった」という話がありました。
キャプテンとして1年間チームをまとめてきたことについては―
習志野 3年 林丈偉 主将
「自分の力じゃなくて、部員の皆がついてきてくれたのと、習志野のカラー『泥臭さ』をモットーに全員が自分に、へたくそなキャプテンについてきてくれたので…。こんなキャプテンで本当に申し訳ない」
そんな林選手がいま、一番感謝を伝えたいのは恩師・小林先生だといいます。
習志野 3年 林丈偉 主将
「野球以外で、OBとして恩を返せるように、これから習志野を支えていきたいと思います」