上越まつりが開幕 高田市街地 3年ぶりみこし巡行 上越市

 第47回上越まつりが25日に開幕し、みこしが出発する前の神事「発輿祭(はつよさい)」が上越市西本町4の八坂神社で行われた。みこしは同神社を出発、3年ぶりに高田の街を巡行した。会期は29日まで。

高田の街を巡行する八坂神社のみこし(上越市北本町2の陀羅尼八幡宮前)

 例年7月23日に発輿祭を行っているが、今年は、高田祇園祭が2日間に縮小されるため開始を遅らせた。この日は神事を行い、前日にみ霊を移したみこしをおはらい。通常は台車に載せて引いていくが、今年は感染拡大防止のため車に載せて高田に向かった。
 高田祇園祭はみこしの宮入りや大民踊流しを中止し、みこしは車で巡行。町内ごとにいったんとどまり、おはらいを行った。同神社の岩片稔彦宮司は「とにかく今年こそはやりたいという意気込みで(開幕に)たどり着いた。感染予防をしっかりして無事に帰ってきたい」と話した。
 巡行は25、26日の2日間で、26日夕方に稲田から陸送で直江津に戻る。みこし渡御とお旅所宮入りは台車に載せて実施する。

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