宇都宮市長「今の状況なら」宮まつり、花火大会の開催支持

定例記者会見に臨んだ佐藤市長

 宇都宮市の佐藤栄一(さとうえいいち)市長は25日の定例記者会見で、新型コロナウイルス第7波の感染拡大が続く中で来月予定される「ふるさと宮まつり」と「うつのみや花火大会」の二つの大型イベントについて「今の状況であれば開催していただきたい」と述べ、主催者側に中止を要請する考えはないことを明らかにした。

 両イベントともコロナ禍で過去2年連続中止となり、予定通り開催されれば3年ぶり。

 佐藤市長は「多くの方々が開催を待ち望んでいる」とした上で、参加や観覧を希望する市民に対しては「個々人でしっかりと感染対策をしてほしい」とも呼びかけた。

 市によると、8月6、7の両日に行われる宮まつりは、政府がまん延防止等重点措置を発令した場合には主催者が代替措置を検討する。同13日の花火大会はチケット制で入場者を絞って開催するため、政府が緊急事態宣言を発令した場合には主催者が中止するという。

 栃木県内の新規感染者数は先週、3日連続で過去最多を更新。市発表分だけでも千人を超えた日があった。

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