長崎開発センターが業務開始 SCSKニアショアシステムズ

あいさつするSCSKの當麻社長=長崎市、SCSKニアショアシステムズ長崎開発センター

 情報処理サービス業のSCSK(東京)の子会社で、ソフトウエア開発業のSCSKニアショアシステムズ(同)の長崎開発センターが7月から長崎市内で業務を開始した。今後3年間で技術職を中心に100人を雇用する計画。デジタルトランスフォーメーション(DX)による地域貢献にも意欲を示している。
 SCSKニアショアシステムズは、SCSKから受託した企業の基幹、業務システムの開発、保守などを受け持つ。SCSKグループは中期経営計画で、地方の開発拠点要員を2022年度中に千人、30年度までに2千人に拡大する方針で、九州内は本県が6県目。
 長崎開発センターは長崎駅前第一生命ビル内に設置し、地元採用3人を含む約10人体制でスタート。年度内にさらに10人採用する。自動車のソフトウエア開発を主軸に手掛けながら、エンジニアを育成し、地域の特性に合った幅広い業務を検討する。
 25日にはセンター安全祈願の神事があり、関係者約20人が参加。SCSKの當麻隆昭社長は「長崎の発展に寄与するため、地域課題の解決策を提案していきたい。地元と関係を深めながら事業を展開していく」と述べた。


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