【高校野球神奈川大会】横浜が2連覇、サヨナラで東海大相模下す 

◆横浜1-0東海大相模
 第104回全国高校野球選手権神奈川大会は27日、横浜市中区の横浜スタジアムで横浜―東海大相模の決勝が行われ、横浜が1―0のサヨナラ勝ちを収め、2年連続20度目の頂点に立った。

 同スタジアムでの神奈川大会決勝は3年ぶりの開催。試合は横浜・杉山遥希(2年)と、東海大相模・庄司裕太(3年)の投げ合いとなったが、横浜は九回2死二塁から萩宗久(2年)の右前打で息詰まる投手戦に決着をつけた。杉山は東海大相模打線を2安打に封じ、二塁を踏ませない好投で完封した。

 今大会は、170校(合同チームは1校に数える)が参加して9日に開幕。開会式を3年ぶりに実施し、観客数に制限を設けず、学校の応援団やブラスバンドも受け入れた。大会期間中、新型コロナウイルスの感染が急拡大したが、出場辞退校はなく14日間、熱戦を繰り広げた。

 第2シードの横浜は、準決勝までの6試合のうち5戦でコールド勝ちと、攻守で相手を圧倒。5回戦は延長十回の末に横浜隼人を4―2で下し、波に乗った。

 全国選手権大会は8月6日に甲子園で開幕予定で、組み合わせ抽選会は同3日に大阪市内で行われる。

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