金子農相、民間閣僚に 議員任期満了「全力で職務を全う」

「全力で職務を全うしたい」と語る金子農相=農林水産省

 先の参院選に出馬せず引退を表明していた金子原二郎農相が参院議員の任期満了(25日)を迎え、26日から民間閣僚となった。同日の閣議後の記者会見で「大臣の任にある限り、全力で職務を全うしていきたい」と語った。
 金子農相は「(参院議員の)12年間はあっという間に過ぎた。その前に知事を12年間務めたが、今回の12年が早かった感じがする」と所感を述べた。
 さらに「政治の世界で47年間。議員の肩書とバッジがなくなったので非常に寂しい思いをしているが、全力で頑張っていきたい」と話し、笑顔を見せた。
 金子農相は1975年に県議初当選。衆院議員を経て、知事を3期務めた。2010年の参院選で初当選し、予算委員長などを歴任。昨年10月の岸田内閣発足で初入閣した。今年3月、参院議員の任期満了後に政界を引退する意向を明らかにしていた。


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