新型コロナウイルス感染症を巡り、横須賀市は27日、新たに90代と50代の男女2人の死亡と、10歳未満~100代の男女996人の感染を確認したと発表した。過去最多だった26日の830人を166人上回った。中等症23人、軽症878人、無症状16人、調査中78人で、809人の感染経路が不明という。
年代別では10代が157人で最多。10歳未満116人、20代122人、30代125人、40代136人、50代134人、60代73人、70代62人、80代44人、90代26人、100代1人。
90代女性はクラスター(感染者集団)が発生した市内の特別養護老人ホームの入居者。23日に陽性が判明し、当初は無症状だったが悪化、26日に死亡した。50代男性は横浜市在住で24日に死亡。死後、横須賀市内の剖検センターで陽性が判明した。
市は市内12カ所で新たなクラスターを認定。特別養護老人ホームや障害児通所支援事業所、通所介護施設など10カ所で職員と入所者ら計86人の陽性が確認された。海上自衛隊の2部隊では計10人の陽性が判明した。
既にクラスターが発生している海自8部隊では新たに隊員16人の陽性が判明し、感染者は計127人になった。特別養護老人ホームや教育保育施設など8施設では入所者ら37人の陽性が判明し、感染者は計123人になった。
また、市は25~26日に公表した感染者のうち、4人が重複していたとして取り下げた。