【新型コロナ】静岡県内で4698人感染 前日より1300人減「ハーシス」不具合の影響か

7月27日、静岡県内で新たに4698人が新型コロナウイルスに感染しました。先週の水曜日(20日)からおよそ1000人増加し、依然として感染が広がっています。

4698人の感染者を自治体別にみますと、浜松市で過去2番目に多い1411人、静岡市で1300人、沼津市で184人などとなっています。

静岡市では、基礎疾患のある高齢女性が自宅療養中に亡くなりました。

1日あたりの感染者数は、7月20日からおよそ1000人増えていて、依然として感染拡大が続いていますが、過去2番目に多い6052人を記録した7月26日と比べると減っています。

この理由について、静岡県は医療機関から保健所への報告などに使われる国のシステム「ハーシス」で26日、一時不具合が生じたことが影響したとして、システムに入力できていない感染者がいる可能性があるということです。未入力の感染者数は、28日以降の感染者数に加えられる見通しです。

コロナ患者用の病床使用率は、静岡県全体で68.5%で、西部では74.9%となっています。

静岡県内では新たにクラスターが4件発生しました。このうち、長泉町の県立静岡がんセンターでは、看護職員と入院患者合わせて7人、静岡市葵区の療養型病院では、24人の感染がわかり、クラスターと認定されました。

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