レジャー&アウトドアの最新見本市 コロナ禍で“調理場ユニット”も初登場

コロナ禍でキャンプなどのアウトドアが注目されています。東京・江東区で、最新のレジャー用品やアウトドアグッズが一堂に会する展示商談会が開幕しました。

アウトドアに関するさまざまなグッズや設備を展示する総合展「レジャー&アウトドアジャパン」には、国内外150の企業がブースを出展し、新商品を紹介しています。

今年1月に発売された水上バイク「B-Floating Bike」は自転車のようにペダルをこぐと後ろのスクリューが回る仕組みです。年齢を問わず気軽に水上クルージングを楽しむことができ、湖畔のレジャー施設に導入が進んでいるということです。

また、キャンプ場も手掛けるメーカーが利用者からの声を聞いて開発したという、キャンプをしたい場所に設置ができる「CAMPit(キャンピット)」は、広々としたキッチンとトイレがセットになったユニットです。これは、アウトドアで女性に不衛生だと敬遠されがちな調理場とトイレに特化した商品で、キッチンには水道が整備され、トイレは使用ごとに自動で包装されて清潔さが保たれるということです。クルーズプランニングの橋場慶彦社長は「『トイレ、キッチン、テント、たき火もレンタルできるよ』となれば、もっと気軽にアウトドアが楽しめるのではないかと考えた」と話します。

コロナ禍で需要が高まるアウトドア業界ですが、いまやレジャーだけでなく、働く場所での活用も期待されているようです。イベント事務局長の佐々木剛さんは「アウトドアでワーケーションすることによってアイデアが出てきて、企業内のつながりが強くなるといった背景もあるので、さまざまなところに応用ができると思っている」と話しています。

"アウトドアならすてきなアイデアがひらめく”…かもしれません。この展示会は7月29日まで東京ビッグサイトで開催されています。

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