【新型コロナ】基礎疾患ある3歳女児が死亡 10歳未満の死者は初 静岡県内で5370人感染

7月28日は静岡県内で新たに5370人が新型コロナウイルスに感染したと発表されました。沼津市では新型コロナに感染した3歳の女の子が死亡していたことが分かりました。静岡県内では子どもの感染拡大が続いていますが、10歳未満の子どもの死亡例は初めてとなります。

新たな感染者を自治体別にみますと、静岡市が1303人、浜松市が1128人、富士市で369人などとなっています。静岡県内全域で4人の死亡が確認されています。

<静岡県健康福祉部 後藤幹生参事>

「20歳以下の死亡事例はこれまでございませんので、10歳未満もこのお子さんで初めてになります」

静岡県は28日午後、緊急の記者会見を開き、静岡県内で初めて新型コロナに感染した子どもの死亡が確認されたと発表しました。

死亡したのは、沼津市に住む3歳の女の子。一定期間ごとに高熱が出る「周期性発熱」の基礎疾患がありました。死因について、静岡県は新型コロナによる急性心筋炎の疑いがあると説明しています。

<静岡県健康福祉部 後藤幹生参事>

「感染者数が増えていますのでおそらく子どもの受診者が大変増えていて、発熱や風邪の症状のあるお子さんを診ている診療所や病院、夜間の救急外来も大変混雑している」

いまの静岡県内の感染の状況を年代別にみると20歳未満の感染が全体の3割近くを占めていて、子どもの患者が多いことが分かります。静岡県内の小児医療を巡っては、ひっ迫への懸念が高まっています。

© 静岡放送株式会社