座間の住宅全焼、焼け跡から女性白骨遺体 70代妻が所在不明

 26日に全焼した座間市相模が丘3丁目の会社員の男性(75)方の一戸建て住宅火災を巡り、座間署は28日、焼け跡から白骨化した女性の遺体が見付かったと発表した。火災以降、70代の妻の所在が不明で、署は事件と事故の両面から身元や死因、出火原因を調べている。

 署によると、27日午後2時ごろ、焼け跡を調査していた消防隊員が遺体を発見した。司法解剖の結果、死後1年以上が経過し、火災で焼けて白骨化したものではないことが判明した。見付かった骨は、ほぼ1カ所にまとまってあった。

 男性は県外に単身赴任し、ここ数年は自宅に戻っていないという。出火当時、妻と暮らしていた長女(40)は顔のけがで入院中で、署は今後詳しい事情を聴くという。

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