“音楽”で歓楽街の犯罪抑止 丸山町交番の警察官が弾き語り 自治会へCD贈呈

「日日是好日」を披露する宮濱巡査=長崎署

 長崎署丸山町交番の警察官が制作した楽曲「日日是好日(ひびこれこうじつ)」のCD贈呈式が26日、同署であった。飲酒絡みのもめ事が多い管内の歓楽街で、夜間に音楽を流し犯罪抑止につなげようと、井手孝志署長が長崎市本石灰町自治会の坂本隆司会長らへCDを手渡した。
 歓楽街の雰囲気を維持しつつ、飲酒している人たちに防犯意識を高めてもらおうと同交番の吉田健太警部補(32)が企画。音楽活動の経験がある同交番の宮濱天翔巡査(31)が作詞作曲を手がけ、ギターで弾き語りをしてCDを制作した。「明日への一歩を今踏み出そう」
 同日、吉田警部補が「歌詞には『楽しく飲酒しながらも大切なことは忘れないようにしよう』との思いが込められている」と紹介し、宮濱巡査が楽曲を披露。坂本会長は「すてきな曲。少しでも犯罪の抑止につながってほしい」と話した。
 坂本会長によると、楽曲は思案橋横丁商店街のスピーカーで午後6時と9時の1日2回流す予定。動画投稿サイト「ユーチューブ」の県警公式アカウントで視聴できる。


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