多くの世界的スターを獲得してきたドイツ王者バイエルン・ミュンヘン。
堅実経営をモットーとする彼らが最も高い移籍金を支払った獲得選手を調べてみた。
9位タイ マッツ・フメルス
__2016年夏 ドルトムントから獲得
移籍金：3500万ユーロ（48億円）__
ドルトムントでは香川真司ともプレーしたドイツ代表DF。
対人の強さ、読みの鋭さ、足元を兼ね備えたモダンなCBとして君臨した。イケメンとしても知られている。
もとはバイエルン育ちながら、移籍したドルトムントで大活躍。その後、バイエルンに復帰するも、2019年にふたたびドルトムントに復帰している。
9位タイ バンジャマン・パヴァール
__2019年 シュトゥットガルトから獲得
移籍金：3500万ユーロ（48億円）__
2018年W杯で一躍有名になったフランス代表DF。
右サイドバックとセンターバックをハイレベルでこなすが、デビュー当初はボランチだった。本人的にはセンターバックでプレーしたいそう。
「いつか退団するとしても、ドルトムントには行かない。あのクラブやファンたちに敬意は払っているけれどね」と宣言している。
8位 マリオ・ゲッツェ
__2013年 ドルトムントから獲得
移籍金：3700万ユーロ（51億円）__
2014年W杯でドイツ代表の優勝を決める決勝ゴールを決めて、英雄になったMF。彼も香川とともにドルトムントでプレーした選手だ。
バイエルンでは114試合で36ゴール24アシストに留まり、2016年に2200万ユーロでドルトムントが買い戻した。
2017年に代謝異常が判明したが克服。30歳になった今夏、フランクフルトに加入している。
7位 アルトゥロ・ビダル
__2015年 ユヴェントスから獲得
移籍金：3925万ユーロ（54億円）__
Box to Boxのセンターハーフとして全ての能力を全て兼ね備えていたスーパーMF。個性的な髪形とタトゥーでも有名だ。
ユヴェントス、バルセロナ、インテルでもプレーし、バイエルンでは124試合で22ゴールを記録した。ちなみに、この夏に移籍したフラメンゴでの背番号は32。
6位 ハビ・マルティネス
__2012年 アスレティック・ビルバオから獲得
移籍金：4000万ユーロ（55億円）__
弱冠17歳にしてビルバオでレギュラーになった大型MF。バイエルンがリリース条項満額を支払って引き抜いた。
CBでも起用されるなど重宝されたが、怪我にも苦しんだ。2021年に268試合に出場したバイエルンを契約満了で退団し、カタールSCへ移籍した。
5位 コランタン・トリッソ
__2017年 リヨンから獲得
移籍金：4150万ユーロ（57億円）__
リヨンで育成されたフランス代表MF。派手さはないものの、堅実で決断力があり、どのポジションでも起用されれば、期待に応える有用選手だ。
22歳で引き抜かれたバイエルンでは118試合で21ゴール15アシストを記録するも絶対的存在にはなれず。
27歳になった今夏に契約満了で退団すると、古巣リヨンに復帰した。
4位 ダヨ・ウパメカノ
__2021年 RBライプツィヒから獲得
移籍金：4250万ユーロ（59億円）__
フランス代表で次世代のスターと期待される23歳の大器。
身長186cmの体躯、パワー、スピード、技術を兼ね備えたDFとして大きな期待を寄せられている。
ただ、ローター・マテウスからは、まだ高額な移籍金に見合った活躍を見せられていないと指摘されてしまった。
3位 ルロイ・サネ
__2020年 マンチェスター・シティから獲得
移籍金：6000万ユーロ（83億円）__
シャルケでは内田篤人ともプレーしたドイツ代表FW。元セネガル代表の父親を持ち、類稀なアタッキングセンスを有す。
ただ、精神面がやや未熟とされており、2018年W杯では直前でまさかの落選。26歳になった今年、初のW杯出場を目指す。
2位 マタイス・デリフト
__2022年夏 ユヴェントスから獲得
移籍金：6700万ユーロ（93億円）__
アヤックスで育成された22歳のオランダ代表DF。
現代のセンターバックに必要な全ての能力を兼ね備えている超大器だ。
クリスティアーノ・ロナウドに口説かれた後、ユーヴェに加入。ただ、チームが低迷していることもあり、移籍を志願した。バイエルン移籍後、ユーヴェDFレオナルド・ボヌッチから「敬意を払え」と苦言を呈されている。
1位 リュカ・エルナンデス
__2019年 アトレティコ・マドリーから獲得
移籍金：8000万ユーロ（111億円）__
弟テオとともにアトレティコで育成されたフランス代表DF。
センターバックと左サイドバックをこなすリュカは、シメオネ監督とデシャン監督から絶大な信頼を寄せられている。
バイエルンはそんな彼を獲得するために契約解除料を満額支払ったが、期待されたほどの活躍は見せられてない。
ファウルが多く、スピードが遅いと指摘されており、ローター・マテウスも「クラブ史上最も高額な選手であり、もっと要求される」と述べている。
