サミー・ヘイガー&ザ・サークル、前作から3年振りとなるアルバム発売決定

Photo: Leah Steiger

ロックンロールの殿堂入りを果たし、グラミー賞受賞のシンガー、ソングライター、パフォーマー、起業家、そしてニューヨークタイムズ第1位のベストセラー作家であるサミー・ヘイガー(Sammy Hagar)。そんな彼がザ・サークルと共に2作目のスタジオアルバムを2022年9月30日に発売することを発表(日本盤に関しては後日詳細発表)。

アルバム・タイトル『Crazy Times』で、メンバーはサミー、ベーシストにマイケル・アンソニー、ドラマーにジェイソン・ボーナム、ギターの名手ヴィック・ジョンソン。今作はグラミー賞を8度受賞したプロデューサー、デイヴ・コブとナッシュビルの歴史あるRCA Studio Aでレコーディングされた。

このアルバムの発表とあわせて、バンドはタイトル曲「Crazy Times」を公開。トラヴィス・デトワイラーが監督したミュージック・ビデオも公開された。

<YouTube:Sammy Hagar & The Circle - Crazy Times>

サミーは、アルバム制作について次のように語っている。

「デイヴ・コブと初めて仕事をした時は、とても勉強になったよ。2021 年の秋にレコーディングのためにスタジオに入ったんだけど、その頃は世界がそれまでのパンデミック・バブルから抜け出し始めていた。“Crazy Times”の歌詞は、自分たちが感じていた新しい自由から生まれたもので、その自由は信じられないような感覚だったけど、少し不確かでもあった。自分たちはここで何をしているのか、何を望んでいるのかと自問自答しなければならなかったんだ」

「スタジオに戻り、創作し、音楽と一緒にいることは、まさに自然なことだと感じたよ。そしてそれは、今まで作ったどのレコードとも全く違っていた。ハードワークの中に喜びがあり、カタルシスと、私たちが切望していた仲間意識があった。 2年間あまりできなかったことが解消され、みんながひとつになって、音楽と歌詞の中にそれを吐き出すことができた。みんなが感じていることを表現することができたんだ」

『Crazy Times』は、バンドのセカンド・アルバムで、ビルボード・チャートでマルチ・カテゴリー1位を獲得したデビュー作 『Space Between』に続くアルバム。新作には10曲が収録され、そのうち9曲はサミーが作詞または共作し、注目すべきはエルビス・コステロ&ザ・アトラクションズの1978年の曲「Pump It Up」のカヴァーも収録。「Crazy Times」はデイヴ・コブと共にバンド全員で書き、ライヴで録音された曲。サミーはこう説明する。

「デイヴとスタジオに入る前に、彼はこのレコードに僕のキャリアで最高のものが欲しいと言っていて、それを渡すまで僕をスタジオから出さないつもりだった。だから、『この歳になって、これだけレコードを作ってきて、それを期待するなら、僕を追い込まないといけないよ』と言ったら、彼は『問題ない』と言ったんだ。もちろん、僕はただひたすら強い曲、素晴らしい歌詞、素晴らしいメロディーを書こうとしたし、アレンジのことはあまり気にしなかった。そして、彼は私たち一人一人の背中を押して、押してくれたんだ。7曲でスタジオ入りして、10曲できた。新曲の“Crazy Times”を含め、最終的に3曲をデイヴ・コブとバンドで共同作曲したんだ」

アルバム・リリースに伴い、サミー・ヘイガー&ザ・サークルは6月に全米21都市を回る「Crazy Times」アンフィシアター・ツアーを開始。ファンや批評家は新曲を絶賛しており、新曲は既にセットリストに含まれている。

10月1日のカリフォルニア州サクラメントでのツアー終了後、サミーはメキシコのカボ・サン・ルーカスにある彼のカボ・ワボ・カンティーナで毎年開催されるバースデイ・バッシュ・コンサートで自身75歳の誕生日を祝う予定。

Written By uDiscover Team

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サミー・ヘイガー&ザ・サークル『Crazy Times』
2022年9月30日発売

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