「ちゃんとしてほしい思いが強くて」体罰や暴言 横浜の中学校教諭を戒告処分

横浜市教育委員会

 横浜市教育委員会は29日、生徒に体罰を行ったなどとして、同市立南希望が丘中学校(同市旭区)の男性教諭(42)を戒告の懲戒処分にした。

 市教委によると、教諭は2021年7~8月にかけて、顧問を務めていたサッカー部の活動中、部員にサッカーボールを蹴り当てたほか、ウオータージャグの水を複数の部員に向けてかけるなどの体罰をした。

 また同年10月から22年2月にかけても、体育の指導中にけがをした部員に対し「注意したのに聞いていないのが悪い」と発言したり、部活中に複数の部員に「ばか」と暴言を吐いたりするなど、不適切な発言を繰り返した。

 22年2月に保護者が学校に相談し、発覚。3月上旬に顧問から外したという。教諭は市教委の調べに対し「ちゃんとしてほしいという思いが強くてやってしまった」などと話している。

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