大和の次男殺害で母起訴 横浜地検、刑事責任問えると判断

横浜地検

 神奈川県大和市の自宅で2019年、小学1年の次男(7)を窒息死させたとして、横浜地検は29日、殺人の罪で、母親(42)を起訴した。認否は明らかにしていない。

 起訴状などによると、被告は19年8月6日、自宅で、次男に対し、鼻と口を押さえてふさぎ、鼻口部閉塞による窒息で殺害した、としている。

 地検は刑事責任能力を調べるための鑑定留置を実施。専門医が被告の事件当時の精神状態や生い立ちなどの背景も調べ、3月7日から6月13日までの予定だったが、必要な鑑定が終わっていないと判断し、7月25日までに延長していた。

 地検は、次男の死因や当時の状況などのほか、鑑定の結果を踏まえ、刑事責任を問えると判断したとみられる。県警によると、被告は容疑を一貫して否認していた。

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