大和・三男殺害容疑の母親 心肺停止後に数十分放置か

神奈川県警

 大和市の自宅で2017年、1歳の三男を殺害したとして殺人の疑いで母親(42)=同市西鶴間3丁目=が再逮捕された事件で、三男が心肺停止状態になってから同容疑者が119番通報するまでに、少なくとも数十分経過していたとみられることが1日、捜査関係者への取材で分かった。救急隊が駆け付けるまで心臓マッサージなどの救命処置を施した様子もなく、三男を放置していた可能性がある。県警は同日、同容疑者を送検した。

 今年7月31日に再逮捕された母親は、17年4月5日午後1時過ぎ~同2時過ぎ、自宅アパートで、何らかの方法で同居する三男の鼻と口をふさいで窒息死させた疑いがある。県警によると、「やっていません」と容疑を否認している。

 捜査関係者によると、母親は同日午後2時40分ごろ、「(三男を)寝かしつけていたら、気付くと息をしていなかった」などと119番通報した。三男は自宅から心肺停止状態で救急搬送され、その後、死亡が確認された。

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