児玉勇太が率いるTEAM KODAMA、長尾兄弟を起用して2度目の挑戦/鈴鹿8耐チーム紹介

 8月7日に鈴鹿サーキットで開催される『2022FIM世界耐久選手権(EWC)“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会』にEWCクラスに参戦する児玉勇太率いるTEAM KODAMAは『けんけんchannel』でお馴染みの長尾兄弟とともに、チームとして2度目の鈴鹿8耐に挑戦する。

 今年で5年目を迎えるTEAM KODAMAは、2018年に児玉勇太が自ら立ち上げたチームである。その年から全日本ロードレース選手権のJSB1000クラスにフル参戦し、レースを通して地元宮崎のPR活動を行ってきた。2019年、TEAM KODAMAとしては初となる鈴鹿8耐にEWCクラスから参戦し総合24位、クラス21位でチェッカーを受けた。今回の鈴鹿8耐で2度目の参戦となり、ゼッケンは50、マシンはヤマハYZF-R1にブリヂストンタイヤというコンビネーションだ。

 第1ライダーはチーム代表を務め、エースライダーでもある児玉勇太だ。2008年から2009年と2015年から今シーズンに至るまで全日本ロードJSB1000クラスで活躍しきた。そして数多くの鈴鹿8耐参戦をしている経験豊富なベテランライダーだ。

長尾健吾(TEAM KODAMA)/2022鈴鹿8耐テスト

 児玉とともに戦うのが『けんけんchannel』でお馴染みの長尾兄弟だ。長尾健吾は2016年から2年間は全日本ロードのJ-GP2クラスに参戦、2018年からはST600クラスにステップアップし、今年でクラス参戦5年目となる。いずれもランキングはシングルで終えており、毎年接戦を繰り広げている。鈴鹿8耐のSSTクラスに3度の出場経験があり、2019年には2位表彰台を獲得している。4度目の鈴鹿8耐にしてEWCクラスは初めての参戦となる。

 そしてライダーでは最年少であり長尾健吾の実弟である長尾健史。2016年にもてぎロードレース選手権のST600インタークラスのチャンピオンに輝き、2019年から2020年は全日本ロードにステップアップしてST600クラスにフル参戦を果たした。今シーズンは再びST600クラスにエントリーしフル参戦をしている。鈴鹿8耐には2019年に参戦しており、今年で2度目の出場となるが、兄の長尾健吾と同じくEWCクラスは初めての参戦となる。

 6月9〜10日に鈴鹿サーキットで行われた4メーカー合同テストには児玉と長尾のふたりでのエントリーだったが、新たに長尾健史が加わることが7月20日に発表された。チームとしては2度目の鈴鹿8耐への挑戦となるが、ベテランライダー児玉と息ぴったりの長尾兄弟が加勢し、3年ぶりの鈴鹿8耐に挑む。

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