宮崎県内、不安と期待交錯 最低賃金 最大引き上げ

 「経営も厳しいのに…」「少しでも高い額を」。2022年度の最低賃金について、中央最低賃金審議会の小委員会が引き上げ額の目安を、本県を含む16県は過去最大の30円と決定した1日、県内の経営者からは経営への影響を不安視する声が、労働者からは賃上げへの期待の声がそれぞれ聞かれた。本県でも2日から引き上げ額を決める具体的な議論がスタート。物価高やコロナ禍が暗い影を落とす中、当事者らは今後の動きを注視している。

© 株式会社宮崎日日新聞社