「責務全う」 鈴木群司令が着任 大村、海上自衛隊22航空群

隊員の前で訓示する鈴木群司令=大村市、海自大村航空基地

 海上自衛隊第22航空群の司令に就いた鈴木克哉海将補(48)の着任式が1日、長崎県大村市今津町の大村航空基地であった。
 鈴木群司令は訓示で、近年の国際情勢を念頭に日本の安全保障政策が転換点を迎えているなどとして、「責務の全う」と「変化への対応」の2点を勤務、指導方針に掲げた。その上で「海軍からの伝統でもあるユーモアを忘れることなく、常に前向きな姿勢で明るく元気に勤務してほしい」と述べた。
 第22航空群はヘリ部隊などで構成し、日本周辺海域の警戒監視のほか離島の急患搬送も担う。
 鈴木群司令は静岡県出身。第22航空隊司令や海上幕僚監部人事計画課長などを歴任した。


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