埼玉有数のナシ産地・白岡、今年初のナシ選果作業が行われる ひょうで傷付くも高糖度「とてもおいしい」

ナシを選果するスタッフ=1日朝、白岡市荒井新田の梨選果センター

 埼玉県内有数のナシの産地白岡市で1日朝、同市荒井新田の市梨選果センターで、今年初めてナシの選果作業が行われた。6月に降ったひょうの被害を受け多くのナシが傷付いたが、糖度は高く味は例年並みだという。

 周辺のナシ農家らが運営する白岡大山梨組合。毎年この時期、ナシの収穫期に合わせ選果作業を行っている。収穫したナシの実を、人の手とセンサーなどの機器を使い、大きさや形などを基準に仕分けする。

 この日は周辺の農家ら40人以上が集まり、各農家から運ばれたナシ「幸水」を選別。コロナ禍、感染予防と熱中症対策に配慮し作業が行われた。組合によると、6月3日に降ったひょうの影響で、収穫した約6割のナシの表面に傷が付いたが、味に影響はないという。

 荒井豊治組合長は「(ナシに)少し傷は付いているが、とてもおいしいナシができた」と消費者に呼びかけている。

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