丸田産業 自社製蜂蜜使い菓子開発 ヨーグルトやケーキ 順次売り出し

丸田産業のハチミツを使った(左から時計回りに)パウンドケーキ、ナッツ、ヨーグルト

 天満屋グループの事業持ち株会社・丸田産業(岡山市北区本町)は自社製蜂蜜を使った菓子を開発し、2日、同市内で報道陣に公開した。岡山県内の菓子メーカーやホテルとコラボレーションした3品で、全日本はちみつ協同組合(東京)などが定めた「はちみつの日」の3日から順次売り出す。

 たっぷりの蜂蜜にレモンピールの苦みがアクセントのヨーグルト(648円)、火を通して香ばしさを出した蜂蜜とくるみを生地に練り込んだパウンドケーキ(3500円)、アーモンドやピスタチオなどを蜂蜜でコーティングして焼いたナッツ(2700円)。ケーキとナッツは数量限定で3日から、ヨーグルトは9月2日から天満屋岡山店(同表町)などで扱う。

 同社は今春、JR岡山駅前のビル屋上で養蜂事業を始め、7月下旬までに330キロを採取。蜂蜜として販売しているが、収量が予想を上回ったことなどから、コラボレーションによる菓子の開発を企画した。

 同社は「どれも蜂蜜の味を存分に生かせている。まちなかで採れたという背景も思い出しながら食べてほしい」としている。

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