NPT再検討会議 国連本部で岸田総理は?湯崎知事は?

岸田総理は会議での演説などを終え、ニューヨークを発ちました。

慌ただしいスケジュールの中、現地ではどのような動きがあったのでしょうか。

7月31日、羽田空港からニューヨークに向け出発した岸田総理。7年ぶりに開幕した会議の初日に演説に臨みました。

岸田総理大臣「NPTを守り抜いていくという強い決意を示す。現実的にどのように「核兵器のない世界」に向けて歩みを進めていくのかを示すことが、日本にとって大事だという思いでスピーチも作りましたし、これからもそういった思いで取り組みを進めていきたいと思っています」

国連本部の一角では広島のパネル展示も行われ湯崎知事の姿も・・・

岸田総理大臣「状況は厳しいですけどぜひ頑張りましょう」

広島・長崎の両知事は核軍縮と持続可能な未来についてのイベントに出席し、核廃絶に向けて取り組む団体の関係者らと意見を交換しました。

また岸田総理は非核保有国のみが参加するNPDI=軍縮・不拡散イニシアチブの会合に出席。

外務大臣時代からこの会合を重視していて、総理が出席するのは「異例」ということです。

岸田総理大臣「立場の異なる国々が共通の利益のために糾合するにはNPDIの役割が極めて重要です。「核兵器のない世界」に向けNPDIの友人のみなさんと共に歩んでいきたいと思います」

スピーチでこのように訴え、「まずNPT再検討会議で意義ある成果を収めることが重要」と協力を呼びかけました。

そして岸田総理は会議に出席したこの日のうちにニューヨークを発ちました。

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