新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県横須賀市は2日、新たに90代と80代の男女2人の死亡と、10歳未満~90代の男女計642人の感染を確認したと発表した。中等症45人、軽症515人、調査中82人で、537人の感染経路が不明という。
年代別では40代が116人で最多。10歳未満68人、10代61人、20代98人、30代77人、50代84人、60代48人、70代45人、80代28人、90代17人。
90代女性は入所中の特別養護老人ホームでクラスター(感染者集団)が発生し、検査で陽性が判明。発熱があり、病状が悪化した8月1日に新型コロナのため死亡した。80代男性も入所中の特養老人ホームでクラスターが発生し、7月29日に一斉検査で陽性を確認。無症状だったが8月1日に老衰で亡くなった。
市は市内15カ所で新たなクラスターを認定。放課後児童クラブ、教育保育施設、有料老人ホームなどで計111人の陽性が確認された。海上自衛隊の市内3部隊では隊員計34人の陽性が判明した。
既にクラスターが発生している特養老人ホームやグループホームなど16カ所で新たに職員や入所者ら80人の陽性が判明し、感染者は計265人になった。海自9部隊でも隊員計19人の陽性が確認され、感染者は計160人となった。
市は2日、発生届の重複があったとして4人を取り下げた。