旧統一教会関連団体に「激励金」 笠岡市長、公費で5千円

笠岡市役所

 笠岡市内で昨年8月、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体のイベントが開かれた際、小林嘉文市長が公費である市長交際費を使い、団体側への「激励金」として5千円を支出していたことが2日、分かった。

 支出先は、世界平和を願って県内各地を自転車で巡るイベント「ピースロード in OKAYAMA」の実行委。市は「教団と関係のある団体と把握していなかった」とした上で「国際平和のためのイベント。宗教活動の助長につながるものではなく、問題はなかった」との認識を示している。

 小林市長を巡っては、銃撃され死亡した安倍晋三元首相への弔意を表すコメントをSNS(交流サイト)に書き込んだ際、このイベントのTシャツを着た自らの写真を一緒に投稿していたことが判明している。

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