【新型コロナ】海外旅行者増えるお盆期間 現地での感染に備えたサービスも

HIS横浜モアーズ本店では予約制で旅行の相談にあたっている

 日本航空の2022年のお盆期間(8月6~16日)の予約状況(7月29日現在)によると、国際線はコロナ禍前の水準には達していないものの、総予約数は10万人を超えるなど、前年を大きく上回っているという。

 旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS、東京都港区)の担当者も「海外旅行の需要は確実に増えている」と語る。「HIS 夏休み海外旅行 予約者数ランキング」での1位の旅先は、ハワイ・ホノルル。また現地で感染した場合に備えたサービスも提供している。「自由旅行あんしんパック」は、PCR検査の予約や隔離ホテルの延長手続き、食料必需品の代行手配などのサポートを組み込んでいるという。担当者は「特にハネムーンで行かれる方が多い。コロナ禍で3年間我慢していて、今年こそはというカップルが多いのでは」と話す。

 海外旅行保険の加入者も増加している。ほけんの窓口・横浜桜木町コレットマーレ店の担当者は「今年のゴールデンウイークあたりから、出張も含め需要が増えている」と振り返る。担当者は「保険会社によって、治療費用の対象額が異なるなど、コロナ感染での保証内容に差がある。細かい部分まで確認した上で加入してほしい」と話している。

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