新型コロナ感染者らに救済措置 23年度県立校入試

栃木県教育委員会が入るビル

 県教委は2日、2023年度の県立学校入試で、受験生が新型コロナウイルスに感染したり濃厚接触者になったりした場合、別日に「特別の選抜・選考」を実施すると発表した。

 対象は県立高、県立中学、特別支援学校宇都宮青葉高等学園の受験者。試験当日の午前9時までに県教委への連絡が必要。県立中は保護者、県立高などは所属する中学校長を通して連絡する。

 県立高全日制課程の代替日は3月20日。療養待機期間を踏まえ、本来の入試日の約10日後に設定した。出題範囲や問題のレベルは同水準とし、試験時間は各教科30分で実施する。定時制、通信制は学校長が日時をを指定する。県立中の代替日は1月21日、宇都宮青葉高等学園は2月22日。

 22年度は県立高全日制課程で22校23人、定時制で1校2人、県立中学で1人が代替日に受験した。

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