「沖縄、一緒に変える」 下地氏の選挙母体発足 沖縄県知事選

 8月25日告示、9月11日投開票の県知事選で、出馬を予定している前衆院議員の下地幹郎氏(60)の事務所開きが2日、那覇市内であった。「沖縄を変え、素晴らしい未来をつくろう」と当選に向けて気持ちを一つにした。

 下地氏は普天間飛行場の名護市辺野古移設が最大の争点になるとし「辺野古移設を止める。軟弱地盤を埋め立てさせない」と語った。自衛隊施設の整備が計画されている鹿児島県の馬毛島に、普天間飛行場の訓練を移転すると強調。国に頼らずに経済発展を目指すことや、教育の無償化を掲げた。「一緒に沖縄を変えていこう」と訴えた。

 當山護後援会長が選対本部長を兼ねる。事務所開きでは、當間盛夫県議らも登壇し、あいさつした。書家で「茅原書藝會(ちはらしょげいかい)」を主宰する茅原南龍氏が「初志貫徹」と記した書を贈呈。県内を中心に活動するアーティストがラップを披露した。

 終了後、下地氏は記者団の取材に応じ「戦う体制はしっかりできてきた。告示に向けて頑張っていきたい」と語った。

 ('22知事選取材班)

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