オビ=ワン・ケノービ 新作小説でバイセクシュアルを示唆 男性とのキスに「興味がある」

映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場するオビ=ワン・ケノービが、バイセクシュアルだと示唆している箇所があるヤングアダルト向け「スター・ウォーズ」スピンオフ小説が話題となっている。その小説は、ディズニー・ルーカスフィルム・プレスが先週出版したキアステン・ホワイトによる『パダワン』。最初にアレック・ギネスが演じ、その後前日譚3部作とスピンオフドラマではユアン・マクレガーが演じているオビ=ワンが、キスすることに「興味がある」といった会話の中で、自らの真のセクシュアリティを明かしたと解釈しているファンがいる。

同書では、オビ=ワンが、スクリーン上でリーアム・ニーソン演じるジェダイマスターのクワイ=ガン・ジンに認めてもらおうと努力する姿が描かれている。

オビ=ワンが、ジェダイとしての信条を少年カスルに語る中、男の子にキスをすることが話題に挙がる。「ここでは多くの選択肢はない。それに愛が僕の未来にあるとも思えない。それでいいんだ。僕の家族を守るパワーさえあれば、僕にはそれで十分なんだ」「でもキスについて、オウジとザエ=ブリーがあれほど楽しんでいる理由には興味がある。だから興味があるなら、言ってくれ」というカスルに対し、オビ=ワンは、赤くなり「分かった。知らせるよ。そうするって言っているわけじゃないけど。今、君とね。また誰とでも」と答えている。

そして、「誰かにキスをすることが、自身やジェダイへの裏切りにしか感じないというところに達するのだろうか?もしそうなれば、誰にキスをしたいのだろう?レナーハンズは自信にあふれカリスマ的なのは魅力的だ」「でも、その誰ともキスすることは想像できなかった。誰とも一緒にいたくないのかもしれない。それとも、彼らのようになりたいのかもしれない。もしくは、彼ら全員にキスしたいのかもしれない」と続いている。

同箇所の解釈に関しては、ソーシャルメディア上で議論が展開されており、オビ=ワンが男性にキスすることにオープンだと考えるファンがいる一方、オビ=ワンが「誰とも」キスしたくないと言っていることから、他者に性的魅力を感じないアセクシャルであることを示唆しているという意見もあるようだ。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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