横浜市救急医療センターの救急電話相談業務で便宜を図った見返りに利益供与を受けたとして、市医療局の救急医療技官で市立大助教の男が収賄容疑で逮捕された事件について、山中竹春市長は3日の定例記者会見で「職員が逮捕されたことは大変遺憾に思う。市民に大変申し訳ない」と謝罪した。
山中市長は「警察の捜査に全面的に協力するよう関係局に指示した」と説明。事実関係を確認した上で厳正に対処していくとし、「捜査への協力を通じて全容の把握に努める。どこに問題があったか検証し、結果は適切な形で市民に伝えていきたい」とも述べた。
男は市大から市に2016年から出向。同センターの救急電話相談「#7119」の事業に携わった。かつて市大教授を務めていた山中市長は男との面識を尋ねられ、「認識はない」と述べた。