父はアメリカ最大級の贋札事件の犯人 それでも父を愛する娘 ショーン・ペン監督「フラッグ・デイ」予告

12月に劇場公開予定の 2022年第74回カンヌ映画祭コンペティション部門に出品されたショーン・ペン監督作「フラッグ・デイ 父を想う日」の、日本版予告が公開された。

予告では、父ジョンと娘ジェニファーの姿が収められている。アメリカ最大級の贋札事件を引き起こしたジョン。そのことを知ったジェニファーが振り返る思い出のジョンは、子どもたちに最高の世界を与えようとした魅力的な父親としての顔だった。一方で、ジョンの母親や妻はジョンに否定的な言葉を口にし、ジョンが危険な仕事に手を染めていることをうかがわせる様子も見られる。それでもなお、愛情は変わることなく父と真っすぐに向き合おうとしたジェニファーの姿が切り取られている。

あわせて公開されたビジュアルは、ジャーナリストへの道を歩き出したジェニファーとジョンが久しぶりに対面するシーンが切り取られている。2人の姿は、ともに過ごしたかつての光景とともに、フィルムのように並べられている。

「フラッグ・デイ 父を想う日」は、大好きな父親が実は犯罪者だったという実話を映画化した作品。アカデミー賞主演男優賞を2度受賞し、監督作「イントゥ・ザ・ワイルド」が同賞の2部門にノミネートされた経歴を持つショーン・ペンは、構想15年をかけて監督・主演作として本作を完成させた。娘ジェニファー役を務めたのは、ペンの実娘であるディラン・ペン。父からの15年間にも及ぶ説得に応じて出演を決意した。原作はジャーナリストのジェニファー・ヴォーゲルが2005年に発表した回顧録「Film-Flam Man: The True Story Of My Father‘s Counterfeit Life」。

【作品情報】
フラッグ・デイ 父を想う日
2022年12月 TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
配給:ショウゲート
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