児童ら記者体験、埼玉新聞本社で新聞作り学ぶ 一番人気の記事は!?驚きの発見で児童ら「楽しかった」

新聞記者やデスクを取材する子どもたち=さいたま市北区の埼玉新聞社本社

 埼玉県主催の「夢を見つける!リアル体験教室」が3日、さいたま市北区吉野町の埼玉新聞社本社で行われ、小学4~6年の児童らが新聞について学び、実際に取材や紙面作りを体験した。

 教室は「新聞記者になりたい」をテーマに実施。児童らは実際に新聞記者やデスクを取材し、記事を仕上げた。「一番、つらかったことは何ですか」「埼玉新聞で一番人気があるのはどの記事ですか」など率直な質問をぶつけていた。

 当日は、応募のあった60人以上から抽選で選ばれた11人が参加。取材の仕方や記事の書き方、紙面の作り方について講義を受けた。特に、見出しとタイトルの違いや伝える上でのレイアウトの工夫など新聞作りの技を学んだ。

 後半は新聞社の製作現場を見学したほか、実際に取材を体験。3班に分かれ、それぞれ新聞記者やデスクにインタビューや写真撮影を試みた。

 児童らは「大きな輪転機に驚いた」「記事を書くのは難しかったけど、取材は楽しかった」などと口々に語り、喜んでいた。主催した県青少年課の担当者は「コロナ禍で感染防止対策を取りながら開催した。自分たち自身も勉強になった」と話した。

 同事業は県が2009年から「夢のかけはし事業」としてスタート。本年度は2期にわたり約40の県内企業や大学の協力を得て実施している。

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