新型コロナウイルスの感染急拡大で、受診者が殺到する発熱外来の逼迫(ひっぱく)を緩和するため、横須賀市は4日から、希望する市内の発熱外来に抗原検査キット約3万3千回分を無料提供する取り組みを始めた。
県は発熱などの症状や濃厚接触の疑いがあり、事前申し込みをした人を対象に医療機関や薬局などで抗原検査キットの無料配布を5日から始める予定。発熱外来でもキットを無料で配り、自主検査してもらうことで重症化リスクの高い人が診察を受けられるようにする狙い。
市の配布対象者は発熱外来の受診を希望し、発熱などの症状がある重症化リスクの低い市民。陽性となった場合にはオンライン診療や自主療養制度の活用を促す。