安倍氏国葬に反対「法的根拠なく合意もない」…市民が野党をつなぐ埼玉4区の会、駅前3カ所キャンペーンへ

応援演説する安倍晋三首相=JR大宮駅西口

 参議院選挙の応援演説中、銃撃により死亡した安倍晋三元首相の国葬を巡り、「法的根拠がなく、国会や国民の合意が得られていない」などとして、衆議院選挙の埼玉4区(朝霞、新座、和光、志木)の市民らで結成した市民団体「市民が野党をつなぐ埼玉4区の会」は8~10日にかけて、同区内の駅前3カ所で、国葬反対のキャンペーンを実施する。

 キャンペーンは8日午後6時から東武東上線志木駅南口、9日午後5時からJR武蔵野線北朝霞駅前、10日午後6時から東武東上線和光市駅南口で、いずれも約1時間開催する。国葬反対のチラシ配布や関係者らのリレートークが行われる。

 同会は2016年、衆議院選挙を巡り、野党共闘で政治を変えようと、4市の市民らで結成した。事務局の大野良夫さんは「国民の合意がない中での強行は問題。思想や良心の自由を保障した憲法19条上も懸念があると参加を呼びかけている。

 問い合わせは、大野さん(電話090.5209.9467)へ。

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